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活動形態:演劇ワークショップ・グループA
活動日:2004年4月19日(月) 19:00−21:00
会場: 新宿KC
記録者:Y.MAMIYA
■基本テクストでF発語
息継ぎの場所、分量を考える。
合間に身体をほぐし、エネルギーを全身にまわす。
↓
各自で組み立ててやってみる。
息継ぎに注意 強弱をいろいろと変化させる。
10まで持っていって最後の台詞を言いきり、そのパワーをキープしたまま体勢
を変える。
パワーをキープしたまま、次のターンに入る。
■「すばらしいわ」「こわいわ」(F基礎U)
動きなしで言葉だけ回す→動きをつける→移動も入れる。
■サークル
台詞を言っていない人も場の構成員である。動き方を考えて。
場を構成する4つの要素→音(台詞)、動き、形、(すみません、4つ言われた
と思うのですが、もう一つを忘れてしまいました…。)
【感想】
くだらない感想で申し訳ないですが…F基本発語のパワーを高めていくと、最
近体力的に息切れしてしまいます…。「10のパワーをキープしたまま次のター
ンへ」を3回くらい繰り返すと、もうヘトヘトで、イメージでやろうと思っている事
にまったく身体がついていかなくなってしまいます。基本の前の基本、体力作
りから…と思う今日この頃です。
基礎Uの時に、最初は動きをつけずに…と言われますが、その方がよっぽど
難しい。発散させたくなるパワーを我慢して溜めていくべきなのでしょうが…。
自分もそうですが、見ていると皆さんいつの間にか(僅かではあるが)身体が
動いているようです。言葉と身体には密接な関係がある、という事を実感しま
す。
サークルの時の、「舞台の構成要素としての身体・存在」というのはとても意識
します。なるべく自分が輪の中にいても、「輪の外からどう見えているか」という
客観視をしようと努力するのですが、やはり自分が「やっている事」でいっぱい
になってくると、そういう「外側の目」を忘れてしまいます。せっかく舞踏を習っ
たので、こういう時にここぞ!とばかりに応用しようとするのですが、なかなか
うまく行きません。「やろう」と思ってやってしまうのがいけないのかしら…?試
行錯誤中です。
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活動形態:演劇ワークショップ
活動日:2004年4月26日(月) 19:00−21:00
会場:新宿KC
記録者:T.SAKAI
活動内容
4月からの新しいメンバーも加わったので、ファリファリを丹念に行なった。
「気の流れを自分の周りに起こすように」という林さんの言葉を手がかりに腰
の回転運動を上半身に伝えつなげることを意識して行う。ゆっくりと「スローモ
ーション」になるときは動いているのかわからないように、しかし、一定の速さ
で行う。身体の内側から起こるエネルギーが変わらないよう意識を向ける。指
先からエネルギーが放出されるような感じと呼吸が合う感じを同時に捕まえる
ことが増えることを目指して行っている。
次に発語(基本テキスト)
「割り身」の姿勢をとった時、それを支えられる筋力を普段から訓練しておく必
要性を説かれる。電車の中でも腰をかがめ、太ももの内側の筋肉がつくよう
生活の中にそうした時間を組み込ませる工夫を求められる。自分も忙しさに
かまけてなまけるので、自戒。ファリファリ(F基本運動)から生まれる動きの
やわらかさだけでなく、力強さを生み、上半身の力が抜ける上でもきつい姿勢
を支えられる下半身の筋力をつけていきたい。
ファリファリ・サークル(基本テキスト)
発声とつながることだが、林さんが最近特に言う「音声言語と意味言語の両
方を両立させること!!」
奥の深い言葉。今までは、比較的、音声の方を優先させてきたが、意味言語
としても成り立たせることは、聞かせる相手の観客を意識することである。円
形バージョンは間の取り方、構成の仕方だけでなく、入るときの声の高さ、強
さだけでなく意味言語としても成り立たせるには、どんな要素が入るのだろう。
感情に頼らずに腹筋を中心とする筋肉のねじりやひねりから生まれる声の高
さ、強さ。基本テクストを発語する間に変わる声音や動きの構成。悪い例とし
て、動きに流され、声も流れることを林さんは指摘した。ファリファリ・サークル
の時、自分も一度止められた。タイミングではなく、第一声の入り方が安易だ
ったためだ。よく言われる「この時、ここしかない入り方」に程遠かった。ファリ
ファリ・サークルのメンバーの声を身体で受けつつ頭の中で瞬時にそして緻密
に構成して入っていく。それが「この時、ここしかない」テクストとの出会い方な
のだろう。一期一会ではないけれども、一瞬一瞬を出会っていく出会い方。
「OHSHIO」でもそうだが、テクストとのそうした出会い方を追求していきたい。
その上で、今の自分に一番かけていることは対比(コントラスト)の力だ。前の
人の構成や流れを受けつつ、あえてそれを壊し、作り変えていく力。今の自分
にその力を備えたい。それには、もっと聞く。受ける。まずは、そこに意識の焦
点をあてて取り組む。
感想
ここ半年以上、自分がなかなか次のステップに進めない苛立ちやもどかしさを
感じていたが、2月の末、F基礎Uの時まいこさんや根岸さんの動きを見てい
たら、自分の動きを変化させる前、ふっと息を抜いてから次の動きに移ってい
ることに気がついた。(姿勢を変化させない場合もある)その呼吸を自分の中
に取り入れたところ、動きが非常に楽になった。抜けるところで力を抜くことが
でき、変化をつけやすくなった。相手の気を受けつつ、自分の動きに移るほん
の一瞬。時間すれば、きっと0.5秒もないのだろう。その呼吸のコントロール
で多様な変化をつけやすくなった。このことは、大きな発見だった。それ以来、
基礎Uで起点に指名されることがこわくなくなった。きょうはストップがかけら
れずにどこまでいけるかが楽しめるようになった。すると不思議なことに、この
発見があれほど苦手だった「壁」にも応用できることがわかってきた。それほ
ど、「壁」は最近やっていないのだが、力を入れたままだと、変化がつけにくい
ことでは共通があるのだ。一度得た感覚は次の週には失ってしまうことが多
いのだが、この感覚だけは自分の中に残った。次に自分の中で、何が変わっ
ていくのか、期待しながら続けていきたい。
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活動形態:演劇ワークショップ・グループB
活動日:2004年4月29日(木) 19:00−21:00
会場: 新宿TC
記録者:M.DAI
前半は肉体の衰えを感じた。久々の腹筋にヒィヒィ言って、久々の三点倒立に
は頭がクラクラして、初心に返ることができた。
それにしてもこの日は珍しく、レクリエーションホールということもあって、声も
出せない為すり足で歩きながら自分の声と、人の声をきいて、手や足を動か
すというものをやったのだが、思った以上に難しい。私は人を肩車して『サロ
メ』テクストを大声でだしてしまった時も先生に「違う」と注意される程自分を見
ずにパワー勝負なところがあるので、静かに自分の声と向き合うということが
苦手だった。でもあれだけの時間を費やして冷静に自分の「身体」と「声」を聞
くと、自分の世界にドップリとつかってしまう。しかし、改めて考えると私はもの
スゴく「身体が不自由」であると気づく。というか「声」か「身体」かで両方意識す
ることができずに、どちらかにかたよってしまうようだ。なので、F基礎Tやら
サークルやらは、ものすごく苦手なのだ。そして、人の声を「聞く」ことも不自由
みたいで俗にいう「深い声」ではないと聞けないみたいなのだ。今はとにかくこ
の不自由さを何とかしていかなければ先に進めないと思った。
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活動形態:演劇ワークショップ・グループB
活動日:2004年5月6日(木) 19:00−21:00
会場: OC
記録者:A.YOKOYAMA
本格的な初参加。今日は始まる前に、先生からファクトリーのこと、WSはどう
いうものかというお話を聞きました。そして開始。まず柔軟、筋トレを念入りに
やり、身体が温まって来た頃から円になってF基礎T。基礎動作から徐々に
エネルギーを引っ張り出しつ全員で基本テクストのF発語。そこから指名され
た者が基本テクストを発語し、その声、発されるエネルギーを受けて、他の者
は感じたまま動くというのをやりました。この時、イマイチ感じられない所が
節々にあり、むしろ感じるというよりは、感じようと考えてしまっていました。休
憩を少しはさんでのベーシックU。私は今日「こわいわ」のフレーズを担当しま
した。「すばらしいわ」のフレーズを受け消化し「どうしたのさ」のフレーズに渡
す。これがすべて全く出来てませんでした。
先生がよく言われてる「気」。気持ち…「気」を持つ。気が合う…「気」が合う。
「気」を入れる。普段使っている言葉だけど、改めて思い直したら、そのままの
意味だけれど、成る程な、と思いました。更に「知る」ということは変化≠ネ
んだということも話されました。確かに何かを知る、理解するというのは、発見
し、気付くことからつながり、またそこから自分の中で知識を得たことにより、
色々と変化していく。これを繰り返して沢山の知識を取り組んでいる。このお
話も私の中で、発見また考え方の変化につながりました。先生の話されること
は私の中で本当に新しい新鮮なもので、色々な材(財?)が増えていく感じで
す。
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活動形態:演劇ワークショップ・グループC
活動日:2004年5月27日(水) 19:00−21:00
会場: OC
記録者:A.KUROSAWA
・発語:サロメテクスト「ヨカナーン〜」部分使用。足を開き(ハコ姿勢)、右→左
左→右へと重心を移動させながら発語。中央のときに(下半身の)力が抜け
てしまわないようにする。両足をそろえ、腰を落として70%の力で発語。そし
て個人でスピード、強弱を変えていく。
・空間移動:各自「ヨカナーン〜」「やよいの空は」「サロメラスト」各長台詞使
用。稽古場スペースを広く使い、声を抑制しながら、動きもできるだけゆっくり
と。自分の声を聞きつつ、他者・空間も意識する。
・ファリファリ基礎U。4人一組、何度かメンバーチェンジする。声だけのあと、
身体、そして空間を使っていく。「すばらしいわ〜」サークルに林氏が「あの時
天も地も人も〜」部分の台詞で加わる。声は決して大きくはないのだが、空気
の重さを感じた。
・リーディング:テクスト「アンドロマック」使用
「思い起こすのだ、セフィーズよ〜」部分を群読。(一人二行ずつ「橋渡しスタイ
ル」で)リーディング。前の人を受けて、どう読むべきか考える。組み立ててい
く。
今回の空間を使っての移動の際、他者が近くで交差したとき、一瞬自分の声
を意識できなくなってしまった。他者を感じつつも自分の中でエネルギーを保
ち続けることがいかに難しいかを実感した。また、日々のストレスやプレッシャ
ーからの上手い切り替えが出来ず、集中力散漫な自分をかんじる。それさえ
も自らの力にしてしまえるようなタフな精神力が欲しい・・とつくづく思う。
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活動形態:演劇ワークショップ・グループA+C
活動日:2004年6月9日(水) 19:00−21:00
会場: OC
記録者:K.SATOH
水曜日、月曜日合同ワークショップでした。5月から参加のワークショップ、私
にとって初めての合同でした。う〜ん…とても単純に、人が多いといいなぁ〜と
思いました。部屋のスペースがいつもより多く人に占領されるのに、心地良さ
を感じたのは初めてです。普段はあまり多人数のところにいるのは好きじゃな
いんですが…不思議なもんで。珍しく前向きだったのかもしれんですね。
よろしくお願いします。ペコリ。で、初めてやったのは、できうる限りゆっくり歩
きながら、声を抑えたところから出していくというものでした。あぁ、これはステ
キでした、とても!!後ほど言われた「自己探求」ですね。自己探求。大人数がい
っせいに自己探求するとこんな空気になるんですね。何というか、ライトの関
係もあるんでしょうが、全てがぐにゃぐにゃふなふなふんわり、流動しているよ
うになって、誰も、何も強固に存在を主張したりしない、そんな空気でした。何
か、この部屋の中には四角い形の物はなくて、丸いものばかり、そんな空気
でした。
しばらくして、だんだんと声を強く、出していく方向へもっていきました。発露で
すね。階段をのぼるように、だんだんと高い方へのぼっていくと、自分でも思っ
たよりずっと自然にばーっとなれるんです。少し、ぞくぞく。基本の台詞はサロ
メの「ヨカナーン」のくだりですが、使える台詞は使ってもいいということでした。
私はこのサロメの台詞しか覚えていなかったので、周りで違う台詞を言ってい
る方がいると、何だか少し悔しいというか、何というか。あぁ、私はこの一つの
台詞でしか自分の中にもぐれないけど、その台詞を使うと、何が発見できるん
ですか?? 私も早く、そっちにいかなきゃ。
私にしては珍しく、視野が開けていたので、全体がすぅーっと見回せる目がい
つもどこかにある状態でした。ふっと思ったのが、あー、何かここは宇宙みた
いだなぁと。一人一人、一つ一つ、目に見える星は、ほんとうにゆっくり動いた
り瞬いたりしているから、すごく静かに、不変にそこにあるように見える。けれ
ど、目に見えないパワーや宇宙線や気迫や光は、ものすごい早さでこの中で
爆発して、飛び散ったり行きかったりしているんだぁ、直接目に見えないすご
い力がこの中には充満しているんだと。
宇宙に放り出された一本のネジ、ボルト、この小さなものが、地球の軌道にの
っかると、弾丸のようなスピードになる。そんな、一見止まって見えるのに、破
壊力のあるボルトのような人、ゆっくりゆっくり膨らんでいって、ある程度でど
かん!!!って爆発するボルトのような人。もはや早すぎて見えないボルトのような
人。本当に色んなものがこの宇宙の中にあったです。40分間だけの小さな宇
宙。宇宙、圧縮。ステキ。どれだけのパワーが個人個人の中にはあるんだろ
う??その一辺を見たにすぎないんだ…スゴイ!!
そもそも物理的に「大声を出す」等のパワーっていうのは、一体どこからくるん
だろうか??単純に身体の中の器官を日常より強く使うっていうものだけではな
いはず…というか、そもそもその器官を大きく使うパワーがどこからきている
のかってことですね。ストレスがたまってて、爆発した時は、すごーいパワーが
出ますけども…皆さん皆、そんなムシャクシャしているわけでも(している方も
いらっしゃるかもしれないですが)ないと思いますし、で…うーん。フシギ。パワ
ーの出所。うーん。
お話と休憩をはさんで、ファリファリ・サークルをやりました。うぅ〜ん、ぞくぞく
しまっすね!!何ともいえない高揚感があります。「円」っていう形になると、何と
なくわくわくするものの前ぶれって感じなんですよね…キャンプファイヤーしか
り、フォークダンスしかり、宇宙人を呼ぶ時の儀式しかり。人は円になりたがる
動物なんですね。
サークル、ひたすらパワーを落とすな!ということで回しました。私は見ている
側でした。パワーパワー、一体何のパワー??あぁ、フシギでたまらない。私達
は一体何のパワーを使って場を保たせようとしているのか…。うむむ。まぁ、
パワーは置いておいて。このサークル、というかファリファリ全体に感じること
なのですが、ほんとに余計なものをとっぱらって、いわば骨にあたるようなも
のを組み立てていく…だから余分な情報が無い分、パワーやその場の空気
の流れ、組み立てが何の色のないままそのまま目に飛び込んでくるんです。
だからこそ難しいんですが…。でも、ぞくぞくどきどきも2倍!です!!楽しい!
フシギフシギが増え続けてます。一つ一つ、きちんとわかっていきたい。わか
らなくても感じていきたい。次も精一杯!頑張ります。視野をいつも広大に。自
己探求、自己探求。
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活動形態:演劇ワークショップ・グループB
活動日:2004年6月10日(木) 19:00−21:00
会場: OC
記録者:N.WAKABAYASHI
今回は、林先生がメキシコ(ITI世界大会出席)に行かれた為に、月曜日のワ
ークショップを今日、木曜日に順延して合同練習になった。月曜組の渡辺と若
林が木曜組に参加した。
冒頭に今回の渡航体験の成果と、3年ぶりに海外に出て、日本を(改めて外
から)見た感想の話があった。期間中に、佐世保で小学6年生の殺傷事件も
起きたが、日本の良さも見直す機会になったような気がする。日本の恵まれ
た環境を素直に認めることもできた。演劇は、狭い演劇界だけのものだけで
はなく、これからは、世間一般の表現形式として、採用できる要素をもってい
て、演劇形式は世界の幸福に貢献できるのではないかと改めて感じた。日本
の演劇界は、内側に向かうだけでなくもっと外(社会の側)から見て、方向性
や位置づけをする必要があるのではないだろうか。ステレオタイプの見方か
ら、スポンジタイプの柔軟性が求められる。スポンジの中にも芯は必要です。
システムというのは、その仕方をしていれば自然と結果が出てくると言うもの
でなく「組み立て」(構成、構造)ということではないか。演技者にとって、態度・
準備は演技以上に重要な要素で、それを育成するのが演出家の仕事とも言
える。
身体性というと、身体と頭(心)を別々に切り離して、身体を孤立させて考えら
れがちだが、頭脳で十分すぎるほど考え抜いて、それを組み立てて身体で表
現していくことだろう。今回のメキシコ渡航では、3年間溜まっていたものが相
当整理され、削ぎ落とされて明確になった。とのコメントがあった。
続いて練習に入った。ゆっくり移動しながら、相手との距離を測りながら、抑
制した声で基本テクストを発声する。私にとっては初めての練習になる。注意
されたことは、顔を上げること、言葉が流れないようにする。丁寧に、自分で
自分の声をよく聞くようにする。一言一言(一音一音、一句一句)を大事に扱う
ようにとの指導を受けた。注意されて考えてみると、私には早く話すことが、歯
切れが良くて、相手を自分のペースに巻き込んで、優位に物事を進めようとす
る癖が職業柄(営業職)無意識に悪い習慣として身に付いていることに気が
付いた。言葉は、自分でもよく聞きながら、相手にしっかりと伝わる、周囲のエ
ネルギーを感受する習慣を身に付けていきたい。
続いて、リーディングの練習。『アンドロマック』(岩波文庫)89ページのリーデ
ィング。二人が指名される。指名された人は、ページを指定されて、その頁を
読む。普通の音読の本読みかと思ったら、普段練習している基本テクストの
息使いで読み始めた。読む人は初めてみる台詞だろうに、本番と同じ調子で
始められるセンスにただただ感心した。林先生の指導は「上体は前後左右に
動かしてもいいから(上体をほぐしながら)、意味のつながりまで一気に読みき
る」と言うことだった。
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活動形態:演劇ワークショップ・グループC+B
活動日:2004年6月16日(水) 19:00−21:00
会場: 新宿村スタジオ43
記録者:A.KUROSAWA
・歌舞伎十八番「勧進帳」
正座姿勢での後、ハコ姿勢で部分的に呼吸の感覚をつかんでいく。
・<無形の〜切断線に>まで腰を落としていき、<何の>で、強く割り込み<
難きことやあらん>まで抜けないようにする。
・<阿吽>で重心を少し上げ、<二字>で、ぐっと下げる。
・ 「そもそも九字の〜」部分は、初めの<何と>で一度上に抜き、<何と?>
でおとしていく。
共鳴させる(勧進帳では「阿吽の二字」「そもそも」「何と」)部分では口の上か
ら鼻にかけてのところを意識する。
・発語:サロメテクスト「ヨカナーン〜」部分使用
スクワットで、8・9割ぐらいフラットに強く。
ハコ姿勢で右→左へ重心移動させながら。
両足をそろえ、腰を落として。
下半身にエネルギーを蓄えて、その上に声を乗せるようにする。
・ファリファリ
腰を中心に回転させながら、しかし浮いてしまわぬように腰を入れる。
背骨を横に倒す、速度を変えるなど多様化させる。
チェンジ3回で、基本テクスト発語。
・歩行
基本テクストから始め、その後各自「やよいの空は」「サロメ長台詞」「ヘロデ」
テキスト使用しての空間移動。
抑えたところから、徐々に変化をつけていく。
”触覚的に身体の変化・カタチをみる″。空気の圧力を感じる。・・・官能的
だ。
そしてどこまでが自分でどこまでが他人か、曖昧になるときの何か盛り上がっ
ていく感覚と、あくまでも冷静な自分のバランスが面白い。
自分に酔ってしまわないように。テンション上げてもリラックスしていられるよう
に。ゆとりを持って集中できるように。客観的に冷静に距離をみられるよう
に・・・。
そうすることで私の馬鹿っぷりも、危うさも、しょうもなさも、さらに出していける
のではないかと思う。
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活動形態:演劇ワークショップ・グループB
活動日:2004年7月8日(木) 19:00−21:00
会場: OC
記録者:A.YOKOYAMA
「覚悟すること」―今日、林さんが一番熱く語っていたことだ。これが当たり前
の事だけど、その当たり前が一番見落としがちになっている。もし中途半端に
取り組んでも、気持ちの上で何らかの決心がないと、いくら表面で意気込んだ
としても、意味のない結果になる。当然のことだけど、今日話されてすごく納得
した。最近の自分といえば、以前と比べれば気持ちの上でどこか変わった気
がする。それは本当に感覚的なことで、うまく言えないけれど…。
例えれば、練習等でも「これをやる」と言われれば、気持ちの切り替えと心構
え(?)みたいなのものが出来て、取り組むことが出来るようになった。それと、
少しずつだけど何かを考えて理解出来るようになったのもある。けれど、物事
を考えるようになってきたら、更にまた課題が見えてきたり、壁が見えてきたり
する。今、イマイチもどかしい感覚の中にいて、自分なりのペースで、じっくり
一歩ずつ進んだり、二歩下がったりしながら前へ進んでいっている感じです。
今更ながらですが、練習やファリファリ(F式訓練)が、とても楽しいです。発見
の楽しさと、もう一度チャレンジしたいという感が最近すごいです。
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