[合宿感想]
今回の合宿は私事で思考が少し飛んだ。初日の夜、舞台仲間が突然の事故
で死んだとの連絡が入った。悲しくはなかった。けれど、、そう、ぽつんと耳栓
したような感覚になった。
よくよく考えてみれば、そんなに親しい人でもなかったけれど、ただ身体つき
や動き、声はよく覚えていて、藤野WS中、時折私はふと、ぽつん、となった。
皆、私も含め何かしら言いたがる。それが重過ぎることがある。意味なんてな
いのだ。ただ跳ねたいから跳ねる。走りたいから走る。心臓が勝手に動いて
いたり、傷が治っていたりもっと考えなくていいもの、テーマが無いものもあっ
ていいのではと思った。
[試演会]
Aグループ
吉田:
中央に位置しながらずっと後ろ向きなのに意味があったのか、よく分からなか
った。下に敷いてあったのは手紙?
増永:
自己完結している感じ。性的な言葉を使っても「女」と言うよりは、むしろ幼児
のような印象になるのは彼女独特の個性であると思う。
江口:
短かったので何かもうすこしあるとよい。
大:
少年プラス被害者側や第三者、無関心者なども混ぜてみたらさらに広がるの
ではないか。
Bグループ
佐藤:
スポンジケーキクリームで床を汚さないように、、とみえてしまったのがもった
いない。しかし女性とケーキは相性がいい。
長尾:
まるで老婆のようにもみえた。彼女自身は普段どんな女の子なのだろうと思っ
た。
松本:
自分の存在、操り人形。一般に青春といわれる高校時代は辛い。子供でもな
く大人でもなく。
渡邉:
お母さん、はらむ、糸の演出はいかにも岸田理生っぽい。娘というよりは彼女
自身が母、肝っ玉母さんにみえた。去年の試演会もそういえば紐だったなぁ。
あ、それが悪いといっているのではない。
Cグループ
斉藤:
私が足りないせいか、遠くに感じた。
佐原:
場面をつくろうとする真面目な姿勢がみえた。
田口:
飴が印象的。ストレートさが良いと思う。
小暮:
岸田で糸。桜の綺麗さと恐さなど彼女らしいが、範囲内という感じがしたので
予想を裏切ってもほしい。
Dグループ
酒井:
オセロは白黒つけるという事?ゲーム感覚?オセロ盤でけんぱっぱでもやる
のかとおもったら、、、やらなかったか。次回に続く感じ。
上原:遠い位置、寝転んだ状態だと、どうしても観る人に負けてしまうし、よく
聞き取れなかった。
西:
シリアス過ぎないがゆえに、伝わる空虚さがあった。その絶望距離感、セリフ
のニュアンスも私にとってはリアルに映った。
河合:
ティッシュペーパーが効果的に使われており、動きも見せ方もよく考えられて
いるなとおもった。
長谷川:
普段劇場では出来ない藤野会場ならではの演出。時間帯も、もし夜であった
らカーテン開けた時の印象が違っていただろうし、順番も最後で適正だった。
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